(2021/04/26更新)
夢:田村さんと駅前から集会が開かれる体育館までの間手を繋ぐ。いわゆる恋人繋ぎと言われる、それぞれの指の間に相手の指が入る握り方。指の絡まる瞬間は、BGMに宇多田ヒカルのAutomaticの前奏を想定できるくらい忘れられない。手が小刻みに震えていて、明らかに相手に伝わっていたが、震えていることを可愛げと捉えてもらうことを期待して、それに自ら言及するのを控えた。また歩き出しながら向こうから手を繋いでくれて大体2秒後のすぐに、初めてであることを正直に打ち明けて話題を提供しようと思ったが、却下した。種々雑多な店が縦方向に連なった商店街を歩きながら、なぜ彼女はこんなゲテモノと接するのを許可するのか、わかりかねた。自分の容姿に対する客観の視点をいまだに持てていないのは、対人関係を築く上では罪だ。倉◯さんに見られ、のちに体育館で冷やかされる。それ自体は恥ずかしくて嫌だったが、刹那的な他人の優しさの享受に起因する快感が上回った。
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