ひまじんのいまじん(仮)

息抜きに呟いています。テーマが一貫していません。最近は思考の断片の記録と化しています。

メモ2/16

文芸漫談 笑うブンガク入門 (集英社文芸単行本)

のべつまくなし
バナールbanal
沽券にかかわる(再
危殆に晒す/に瀕する
名折れ
得々と

その他

上滑りな知識・男/上滑りする
命運が尽きる
大きく水をあける(再
collateral damageコラテラル・ダメージ
doublespeak二重語法ダブルスピーク
二重思考1984』ジョージオーウェル
チャーリー・シン
粗方大凡凡そおしなべて一様に総じて大抵全体に


なんとはなしに……

『文芸漫談』を今しがた読了した。
内容は、いとうせいこう氏と奥泉光氏が漫談形式に文芸(とりわけ小説の)を語らい、その語らいに渡部直己氏が脚注(ただの引用符の役ではなく、追加・補足情報や両人へのツッコミ、氏本人の所感を含んだ、TV番組でいうところのテロップやワイプの役割を果たしている)を付したものだ。6章立てで、主に奥泉氏の「小説とはなんぞや話」にいとう氏がレスポンスして進む。
読んだ結果、小説をよく読むわけでなく特段思い入れもない身には、文芸畑の彼らの文芸論(脚注の渡部氏含む)に同感できることは少なく、ときについていけなくなりすらもした。小説が楽しそうで羨ましい……オレも楽しいことしたい……概ねそれに尽きる。ただ唯一、私にも受け売りで使えそうだと思わせる章があり、それがエピローグだった。他人=自分には捉えようもない無意識への恐怖にどう対処すればいいか、とのいとう氏の問いに、奥泉氏が直感的でありながらも答えているところ。曰く、「イロニカルな、二重化して見る視点で、ユーモラスにやっていく」。まぁそれ簡単にできたら誰も苦労しないんだけどね。なんかちょっと冷めちゃったみたい。あとで、最後に改めて一読しようと思う。