ひまじんのいまじん(仮)

息抜きに呟いています。テーマが一貫していません。

ぐろーうぃん

黄金に輝く蝋燭の光は
健気に、それとも強かに、あるいは悠然と
小さな柱で
燃えている
壁や天井にうつす影は
その命をたたえる像になる

あるとき
世界をやんちゃな黒い手が覆った
突然に
その魔の手はもとあった命を
正義の力を盾に侵そうとしていたすると手はすぐ豪快に目の前を侵していった
仕事人気質
数ある像は
次々に黒く覆われていき
形ある命は
力なく突き崩されていく
命ある影

魔の手はついに
黄金の光をみつけた
頃合いを見計らいながら
徐々にじんわりと
光をその手に入れようとした
あたりは真っ暗
誰の声も聞こえない
たぐり寄せるように
その手は近づき
光の周りを囲んでいった

とうとう辿り着いた
だからその手が
光に
蓋をする
蓋をする
蓋をする
手中におさまっ…
そのとき
その手の親指が
桜の花びらが風に乗るように舞い上がって
散るように溶けた
手は指に対応して舞い上がった
舞い上がって砕けた
砕け散った
しゅわしゅわいって

しばらくすると
あたりがほの明るくなった
さらにしばらくして
壁や天井にまた
影がうつるのが見えた

黄金の光は今も
小さな柱のまま
健気に、それとも強かに、あるいは悠然と
燃えている
放射状に
黄金の絹糸のような
猫のひげくらいの長さのそれを伸ばして
時折小気味よく揺らいで
真ん中で
燃えている

蝋は今にも溶けきってしまいそうだけど
はっきり燃えている
底は見えているけど
力強い




















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