ひまじんのいまじん(仮)

息抜きに呟いています。テーマが一貫していません。

『君は永遠にそいつらより若い』

※書評ではありません※
※ネタバレちょっと含みそうです※(一応)

「タイトルが目を引いた」というミーハー全開の理由で手に取った、津村記久子さん著の『君は永遠にそいつらより若い』。

2005年『マンイーター』で第21回太宰治賞受賞後、改題するかたちで刊行された本著は、著者のデビュー作。私はちくま文庫から出ている、2011年6月20日第2刷発行の版を読みました。


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冒頭の読み始め〜p.25、不思議な感じで少し読みづらい印象でしたが、読了後にフニオチな構造でした。TVドラマ(あんま観ないけど)とかでたまにある「初っ端に突飛なシーン(雨ザーザーの中ひとり佇む不穏な画みたいな??)を出して視聴者を惹きつけ、それが最終的なラストシーンにつながる」系のそれです。このループする仕組みが形式的な面白みとしてあって、つい読み返しちゃう。

また内容的に主人公ホリガイさんと年齢や社会的地位、性格が似通っている親近感から、あぁ〜と嘆声を上げながら読んでました。なんだかんだホリガイは現実見据えてしっかり勉強して就職活動し終えてるのに、それに比べて私は…みたいなベタなことをおもいながら自身の身の上をチクチクしたりしていました。これを書きながらも現在進行でヒリヒリ感じてます。Aで感じるストレスはAで解消するのがもっともなんですけど。でも最終的には自己肯定を尊重するように終わります。ブランチリポーター並に薄い感想を文字列にしてしまい恐縮です。

作中の表現の中で印象的だったと思うところは、p.127・2行目の

胃の底に黴がびっしり生えたような気分になった

の部分。前後の文章から明らかに浮く黴の文字。異質感。重く、字義通りそこにカビがゾワっと生えるような、そんな感覚を覚えました。
他にも惹かれる表現あったんだけど、メモし忘れたため次回以降の課題に。

生活の中でなかなか経験することのない感覚を覚えることって、どこか人が求めてやまないことだなと最近事に触れて思います。黴の文字を見たときもそう。それがどんなかたちであれ、個人の性格に依る程度の差はあれ、多かれ少なかれ人が持つ性格と言い切っちゃってもいいくらい生理的なもののような気がしてならない。人間の三大欲求、睡眠欲・性欲・食欲が欲求レベルの最上にあるとしたら、その2ランクぐらい下に「文化的欲求」みたいな括りで位置しそう。その一つとしてゲームとかアニメとかドラマとか劇とか、それこそ小説とかと対峙して、所謂パラレルワールドに入ることで異世界感の違和感を享受する欲求を満たすと。誰か研究とか論文書いたりとかしてるのかな?ちょっと興味ある。

あとは、最後の翔吾くんシーンの展開が唐突で早すぎて、フィクション感強すぎかなという個人的な感想です。この物語の核となっている話のラストの展開が気持ち早送りなのが否めなくて、個人的にはもう少し浸かりたかった。

そう、あとすごい思ったのが、ホリガイさん含め登場人物みんな繊細で頭いいな、という。現実世界で周りの人がこんなにも相手の気持ちを推し量ってコミュニケーションをとっているとしたら、自分あっけらかんすぎて何にも考えてないなと少しゾッとした。コミュニケーションの舞台がこんなにも駆け引きを求めるものなんだとしたら、とてもじゃないけど息詰まって即リタイアです。コミュニケーションなんてとらなくていいですってなる。もしくは「あなたの求める相手にはなりきれませんので予めご了承ください」、諦めてってなる。
まぁ小説の醍醐味とか作家の技量の見せ所って、おおむね人物の心象風景とか状況描写を言葉だけでいかに克明に示せるかによるだろうから、小説っていう芸術の形式では言葉紡ぎの緻密さは必要条件のもので、そんなことを気にするのは全く的はずれだな。

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私の本を読むモチベーションとして、単純に頭が悪いというのがあるため、読み慣れない言葉やルビ振りでも難しい形容詞なんかは辞書かスマホ片手に調べて知識として取り入れながら読み進めるのを一つタスクとしています。
本著で調べた語を挙げると、

眇める
声音
利発
由無し事
告解
姦しい
殊勝
鷹揚

等があります。皆さまはどうでしょうか。わかりますか?


おわりです。非常に私的な散文でした。御免ください*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*





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